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加藤木工株式会社の曲げわっぱの時計を製造するのに欠かせないのが、「シナベニヤ」と呼ばれる材料です。
北海道に本社を構える「札鶴ベニヤ株式会社」様で作っていただいています。
その製造の一部をご紹介します。

日本製、電波木製掛け時計の加藤木工です

材料


シナベニヤの材料は文字通り「シナノキ」。日本では北海道〜九州に分布してるようです。しかしながら、日本のベニヤ会社は全て北海道に工場を構えています。
なぜでしょう?
本州に比べて寒い北海道のシナは夏にあまり成長できません。
木には冬目・夏目があります。ゆっくりじっくり育った北海道のシナは冬目・夏目の差があまりなく、ベニヤの製造に適した上質なシナが北海道にしかなかったらしいですよ。
※冬目・夏目とは木の成長痕の事です。
夏はよく成長するので、その分組織との隙間が開いているので柔らかく薄い色をしている。
逆に冬の間は成長が遅く、その分組織が詰まって成長するので硬く色が濃い。

日本製、電波木製掛け時計の加藤木工です
日本製、電波木製掛け時計の加藤木工です

ロータリー


丸太を回転させて大根のかつらむきと同じ方法で剥いて板を作ります。
他にも方法はあるのですが、これらでできたのを「単板」と呼びます。
この方法で作る単板は不揃いな木目になり、いかにも天然木って感じに仕上がりますね。

ぺらぺらになってしまった木なので、割れないようにサイドにテープを貼っていきます。

日本製、電波木製掛け時計の加藤木工です
日本製、電波木製掛け時計の加藤木工です
日本製、電波木製掛け時計の加藤木工です

2種類の単板


ベニヤ=合板
は単板をただ重ねて貼り付けているだけじゃないんです。
繊維方向の縦目と横目を交互に重ねているんです。
強度と反りの軽減の役目を果たすためですね。

KATOMOKUの曲げわっぱ用は曲げるために特注で2枚合わせにしてもらってますが、
通常は奇数枚で作られています。

「3尺×6尺」とか「4尺×8尺」とかって昔ながらの規格なので2種類の材料を揃えないといけません。
規格を思い切って変えて正方形にすれば楽なのに・・・と少し思います。
急に変わったら困りますけどね。。。

種類の材料の準備が整いました。

日本製、電波木製掛け時計の加藤木工です

接着


上記の交互の単板を重ねて接着していきます。
写真上部の白いものが接着剤になります。
さすがに手で刷毛を使って一枚一枚塗るわけではありません。
すごいサイズの糊付機ですね。
接着剤をつけて交互に重ねた単板をプレスにかけます。

日本製、電波木製掛け時計の加藤木工です

完成


最後に、ワイドサンダーと呼ばれる機械で研磨をかけ、
表面を綺麗にしつつ、厚みを揃えて完成です。

僕自身も何気なく使っているベニヤも
多くの人の苦労があって、数多くの工程を経て、1つの「ベニヤ」という商品を使わさせて頂いているんだな。
と、このページを作りながら、再認識しました。

KATOMOKU商品の曲げわっぱの時計や時計の文字盤そのほかの商品は、
当社だけではなく、このような方々に支えられて作られています。